占いを信じる人の特徴:IQが低くナルシストと判明

占いを信じる人の特徴について調べた面白い論文があるので紹介します。

日本は他の先進国と比べて、占いを信じる人の割合が高いと言われています。特に女性でこの傾向があります。

テレビで占い師の根拠のない話を芸能人が真面目な顔で聞いている姿を滑稽だと思わないのは日本人くらいです。

それくらい占いを本気で信じてしまっている人が多いということですが……

当カウンセリングルームでは、次のようなご相談をお受けしております。
対面(東京)でもオンラインや電話でも対応可能です。
  • アダルトチルドレン
  • 恋愛依存症
  • 回避依存症
  • 愛着(不安型・回避型・恐れ回避型)
  • HSP
  • セックスレス・夫婦問題
  • 恋愛相談
  • 仕事・キャリアの悩み
パートナーが上記に該当する方もご相談いただけます。

人間は不安になると科学的根拠のないことでも信じる

なぜ日本人が占いを信じてしまうかというと理由はいろいろあると思いますが、不安になりやすい人が多いからというのが理由の一つかもしれません。

人間は不安になると科学的根拠のないものでも信じやすくなるということが多くの実験から分かっています。

癌になったりするとカルト宗教やエビデンスのない民間療法を信じてしまう人もいます。

そして今のコロナ禍でもフェイクニュースを信じてしまう人が多いです。

実はこのコロナ禍によって他の国でも占いを信じる人の割合が少し増えているという調査もあります。

占いを信じる人の知能と性格

不安になるとインチキでも信じてしまうということは説明した通りですが…

占いを信じてしまう人には他の特徴もあるだろうということで、スウェーデンの名門・ルンド大学が調査を行いました。

実験の参加者にアンケートやテストに回答してもらったのです。

占いを信じる度合いと知能・性格を調べる

まず占いをどれくらい信じているかということを調べます。

今回は占星術をどれくらい信じているかということを調べたのですが、これに関しては信じている度合いを調べるための専用のアンケートがあります。

「Belief in Astrology Inventory」というものでそれに回答してもらいました。

他にビッグ・ファイブという性格傾向を調べるアンケートと、ダーク・トライアドという邪悪な性格傾向を調べるアンケートの中のナルシスト度に関するものに回答してもらいます。

そして知能を計るテストも受けてもらいました。

つまり、以下の4項目を調べたということです。

  • 占いをどれくらい信じるか?
  • 性格傾向
  • ナルシスト度
  • 知能

IQの低い人ほど占いを信じていることが判明

その結果、IQ(知能)の低い人ほど占いを信じているということが分かりました。

さらに占いを信じている人はナルシスト傾向も強いということも分かりました。

それと性格傾向でいうと協調性と外向性が高い人は若干信じる傾向があったということです。

ナルシストはなぜ占いを信じるのか?

知能の低い人が科学的根拠のないものを信じてしまうのは理解しやすいと思います。物事を論理的に考えることが出来ないからです。

一方で自己愛傾向の強いナルシストが占いを信じるのはなぜでしょうか?

それは、占いがたいてい良いことを言うからです。

そのような肯定的な予言をされることが、ナルシストのように勘違い甚だしい世界感を持っている人にはウケるということです。

これは周囲のナルシストを見れば分かると思います。

「あなたはこういう特別な人間です」と言われると、自分だけがそう言われているんだと思い込んでしまう人が多いですよね。だから占いに騙されやすいということです。

フーバリング(ナルシストな元カレからの連絡で悪循環に引き戻される)

占星術を信じる人が見落としていること

占星術は上手いなとは思います。

星の動きは計算できますからこれは科学です。なので「星の動きで鑑定している」と言われたら知能の低い人は信じてしまいます。

星の動きが計算できるものだからといってそれと人間の運勢がリンクしているということの科学的根拠にはならないということには気づかないからです。

星の動きで人の運勢が占えるのであれば、自動車のタイヤの動きでも占えることになりますが、占いを信じてしまう人はそういったことには気づかないのです。

恋愛依存症になると頭が良くても占いジプシーになる

ここまで知能が低い人は占いを信じやすいということを説明してきました。

実は、頭の良い人でも占いを信じてしまうタイミングがあります。それはいつかというと、恋愛依存症の状態になっているときです。

恋愛依存症の人は、金融機関で統計学を扱っているであろう業務に就いているエリートでも、占いを信じ切っていたりします。

占い師の元を次から次へと渡り歩く「占いジプシー」のようになっている人もいます。

このような人々は、彼氏への依存を占い師への依存で間に合わせているのです。

恋愛依存症が占い依存症になっているということです。なぜこうなってしまうのでしょうか?

占い依存症の心理状態:カタルシス効果と錯覚に騙される

あなたが辛い片思いや、苦しい恋人関係に悩んでいる時は心の支えとなるものが欲しくなります。

そのような時は前頭前野の働きが悪くなり判断力も低下していますから、占いが科学的根拠のあるもののように錯覚してしまいます。

試しに行ってみると、そこにはあなたの欲しがっていたものがあります。安らぎと答え(のようなのもの)です。

恋愛依存症者は占い師に自分の話を聞いてもらい、自分の未来や彼氏の気持ちを教えてもらうと安心できるのです。

たとえその内容が「あなたの未来は明るいです」とか「彼氏もあなたのことを大切に思っていますが悩んでいるのです」といった抽象的な内容であってもあなたには何の疑問も浮かびません。

明確な答えではなく「答えのようなもの」を聞いただけなのに満足してしまいます。

なぜなら、話を聞いてもらったことによるカタルシス効果と、問題が解決したような錯覚を得られるからです。

何も解決していないのに占いに通う

そして数日経つと、また不安な気持ちになってきます。根本的には何も解決していないのだから当然です。

しかしあなたは「あのインチキ占い師め」とはなりません。「私がアドバイスを理解できていないのかしら?」と考えるのです。

これが依存症の気質を持つ人に特有の思考です。そして、再び占い師の元へ行き同じことを繰り返すのです。

彼氏に依存していた部分を占い師に変えただけです。

最初の占いが外れても占いジプシーになる

仮に最初の占いが外れていると認識しても、占い自体に対する信頼感は揺るがないのです。

「たまたまあの占い師が実力がなかっただけで、他の人なら私の進むべき道を教えてくれるはず」と考えるのです。

そして様々な占い師を彷徨うのです。これが占いジプシーと呼ばれる人々です。

中には、自分が言って欲しいと思っている答えを言ってくれる占い師に出会えるまで、彷徨い続ける本末転倒な行動をしている恋愛依存症者もいます。

依存症者は占い師の格好のターゲット

恋愛依存症のカウンセリングに来た女性に、こちらが分析した心理状態を伝えると怒り出すことがあります。

「自分の心は自分が一番よくわかっているのだから、変なこと言わないでください!」と言って全く話を聞いてくれないのです。

そして数年後に再び相談にやってくるのです。

その数年で何をしていたかというと、占い師かカルト宗教かホストにハマッていたのです。もちろんカウンセラーに依存していた人もいます。

私の経験では恋愛依存症の人は占い師に依存することが多いです。

何かに依存している人というのは、占い師にとっては格好のターゲットなのです。

悩み相談サイトに占いの広告が多い理由

ネットの悩み相談のサイトを見ると、広告がたくさん出ています。

あれらの広告は、クリックされる度に広告主がお金を払う仕組みになっています。広告のジャンルによって単価が異なるのですが、占いの広告はかなり出稿単価が高いです。

クリックしただけではその人が来店するかどうか分からないのに、占い師はなぜ高い広告費を支払うのでしょうか?

それは一度でも来店させれば依存させて、お金を絞り取れるからです。

インターネット回線を契約した時のキャッシュバックが高額なのと同じです。

客が初回に払う料金より広告費の方が高くても、通わせれば元が取れるのです。ついでに壺でも買わせれば粗利率99%超えです。

あなたが恋愛依存症について調べると、やたらと占いの広告が表示される理由が分かりましたね。

何かに依存している人というのは、占いや宗教の格好のターゲットなのです。

(※もちろん追尾型広告ですから、あなたが占いサイトばかり見ているので表示されやすくなっているということもあります)

心理学と占いは全くの別物

それからよく勘違いされがちですが心理学と占いは全くの別物です。

占い師が客を騙すために心理学のテクニックを使うことはあります。

有名なものとしてはバーナム効果があります。

誰にでも当てはまるような曖昧なことでも「これがあなたの特徴です!」と限定して言われてしまうと、自分だけが当てはまるような錯覚を起こしてしまうという効果です。

「あなたは過去の行動を振り返ったときに、果たしてその選択が正しかったのかと、悩んでしまうことがありますね?」と言われたら「すごい当たってる」と思ってしまう人がいるのです。

誰にでも当てはまる話ではないのか?と疑問には思わないのです。占いを信じている人はこういうトリックに騙されやすいのです。

ちなみにバーナム効果という名前は映画『グレイテスト・ショーマン』のモデルのPTバーナムから取られています。ホラ話とサーカスで成功した興行師です。

他には、コールドリーディングと呼ばれる外見や会話から見抜くテクニックと、ホットリーディングと呼ばれる身辺調査です。

この客からきっちり搾り取ろうと思ったら、人を雇ってその人の身辺調査を行います。客がそれなりの有名人で、ネット上に情報が出ている人なら簡単に調べられます。

その情報をあたかも占いで当てたかのように言えば、不安を抱えている人は簡単に信じてしまいます。

占い師兼心理カウンセラーなどあり得ない

このように占い師が心理学のテクニックを使うことはあります。しかし、まともな心理学者やカウンセラーが占いをすることは絶対にありません。

なので「占い師兼心理カウンセラー」のような肩書きを名乗っている人がいたら、怪しいと思ったほうが良いです。

心理学をまともに学んでいたら占いは信じようがないのです。

ついでにいうと「恋愛心理学」という言葉も存在しませんから、この言葉をつかう偽カウンセラーに騙されないように気をつけてください。

参考文献
  • Areas, M., Gómez Penedo, J. M., et al. (2021).Negative mood regulation as a mechanism of change in cognitive therapy for depression.

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