回避依存症とは

回避依存症

回避依存症とは他人と親密になることから逃げるため壁を作る気質のことです。

心理的に深く関わることで激しい感情が芽生えることを恐れているのです。

なぜならそれによって自分を喪失してしまうような感覚を持っているからです。

回避依存症は恋愛においては男性に多く見られます。

回避依存症の距離の取り方

回避依存症の人間関係は徹底的に距離を置くということですがこれにはいくつかのパターンが存在します。

肉体的にも精神的にも逃げる

回避依存症は急に音信不通にして関係を断ち切ったり、束縛を極度に嫌うことが多いです。

このような行動に出るときは飲み込まれそうな息苦しさを感じているのです。

そこで追いかけようとするとさらに怯えてしまいます。

物理的な距離は近くても心は遠い

回避依存症は暴力を振るったり、金銭的な搾取をすることもあります。モラハラのような振る舞いをするのです。

「回避」という言葉からは想像しにくいかもしれませんが心理的な距離を近づけないという意味では親密さを避けているといえます。

ただしこのパターンは回避依存症ではない人にも存在するので見分け難いところではあります。

恋愛依存症の人はどちらにも惹かれることがあります。

回避依存症の恋愛における特徴

仕事や趣味に熱中する

激しい感情を避けるために回避依存症は仕事や趣味に熱中することがあります。

常に忙しい人というイメージを持たせることで人を近づけないのです。

趣味は必ずしも一人で行うものとは限りません。

複数で行うものであったとしても行為そのものに集中することで回避することができるからです。

しかし恋人が同じ趣味を始めようとすると嫌がります。

自分のテリトリーに入り込んで干渉しようとしていると受け取るからです。

個人情報を教えたがらない

長く付き合っている恋人に対してであっても個人情報を教えたがりません。

回避依存症の彼氏の勤務先や自宅を知らないという女性は多いです。

回避依存症にとって自分の情報を教えるということは部屋の壁にアナを開けられて覗きやすくされるような感覚なのです。

これは相手に支配するためのヒントを与えてしまうのと同じことです。
主導権を握られる危険のあることはしないのです。

回避依存症が恐れていること

徹底的に相手を避けることで何を恐れているのでしょうか?

それは激しい感情の後にやってくる心理的な消耗です。

人と深く付き合うことで意見がぶつかり合って精神的に疲弊することは誰にでもあることです。

しかし回避依存症はその度合いが大きいのです。

それだけではなく自分が潰れたり、失われてしまうという恐怖まで沸いてくるのです。

回避依存症の家庭環境

回避依存症の原因は家庭環境にあることが多いです。

よくあるのが母親から過度に依存された息子がなってしまうパターンです。

まだ無力な子供時代に親の心理的負担を引き受けると自分が失われる感覚になります。

そして人から感情を向けられることは危険なことだという思いを強くします。

この恐怖が大人になっても残っているので親密になることを避けるのです。

回避依存症の原因

回避依存症と恋愛依存症の両方の特性を持つタイプ

恋愛依存症のカウンセリングに来る人の中には実は回避依存症という人もいます。

このように勘違いしている人もいれば両方の特性を持つ人もいます。
これは不思議なことではありません。

依存的な母親がいる家庭には子供を見捨てる父親がいることも多いからです。

ここで見捨てられ不安を持てば回避依存症と恋愛依存症の両方の特性を備えることになります。

共依存に陥っているカップルが交互にその特性を表すこともあります。

このようなカップルがドロ沼にハマるといつまでも抜け出せなくなります。

回避依存症と恋愛依存症の違い

2つの見捨てられ不安

上記とは別の回避依存症に特有の見捨てられ不安もあります。
本人が気づいていない可能性もあります。

嫌われることへの恐怖

これは恋愛依存症と似たものです。一人になるのを恐れているということです。
しかし行動への表れ方が異なります。

恋愛依存症の場合は一人になりたくないので相手にすがりつきます。
回避依存症の場合は別れの虚しさを味わうくらいなら最初から近づかないのです。

本当の自分を知られたら嫌われるという恐怖を抱いていることもあります。

役割を果たしてもらえないという不安

依存的な親も子供を見捨てているのと同じことです。親としての役割を放棄しているということだからです。

こういった親に育てられた回避依存症は相手が甘えたり何かを要求してくると逃げ出したくなります。

子供時代に感じた「役割を果たしてもらえないことによる見捨てられ」の感覚が甦ってしまうからです。

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