セックスレスの離婚率は74.2%と判明。日本は56.8%

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結論を先に書くと、セックスレスの夫婦の離婚率は74.2%です。

そんなことより、ちょっと、愚痴というか、アピールというか、言っておきたいのですが…。

もともとセックスレスに関しては、こちらのサイトではなく、専用サイトとして独立させていました。管理が大変なので、こちらにまとめている最中です。

なので、この下に続く記事は、それを移管したものになります。だいぶ昔に書いたセックスレスの離婚率についてです。

記事を書いた当時は、どこにもデータは存在していませんでした。少なくとも日本語では。

それで、「そういえば、昔見たアメリカのフリーペーパーに、レス夫婦の離婚率は7割って書かれてたなぁ…」と思い出して、さらに色々な論文や統計データを探したら、74.2%という数字が出たという資料を見つけたので、それを元に書きました。

そしたら、他のサイトやブログで、けっこう、この数字が使われました。それは良いのですが…

最初にこの数字を引っ張ってきたのは私なのです!と言いたいです。

だから、せめてリンクを張ってほしい…

この記事に限らず、「回避依存症」と「回避型愛着スタイル」は別物ということを最初に書いたのも私ですし、マドンナ・ホアコンプレックスを最初に記事にしたのも私なのです。

男性が女性の性欲を過大に評価する「sexual overperception bias」という傾向を「性的過大知覚バイアス」と日本語にしたのも私です。

いつだって、私が一番!もっと、私を敬ってほしい!

というのは冗談ですが…

なぜ、こんな愚痴を先に書いたかというと、このタイミングで公開すると、私がパクッたように見えてしまうからです。

本記事はここから始まります↓

レス夫婦の離婚率はどれくらいか

日本は世界的に見ても、セックスレスになっている夫婦の割合が高い国です。

統計データによって違いはありますが、20代で3割、30代で5割、40代で6割がレス夫婦といわれています。

セックスレスは離婚の原因となりますが、実際にレス夫婦の離婚率はどれくらいなのでしょうか?

どれほど正確か不明ですが、7割くらいではないかというデータがあります。

セックスレスの離婚率を調べた研究を探す

セックスレス夫婦の離婚率を調べるには、ある時点でのセックスの頻度を聞き取り、それから一定期間後に何割が離婚しているかを調べるのが最も正確な手法です。

しかし、残念なことにこの方法で、調査を行っている研究は存在しないようです。

論文検索サイトや、統計情報を取得できるサイトで、日本語だけではなく英語で書かれた世界中のデータを探しましたがありませんでした。私の探し方が悪かったのかもしれませんが…。

少なくとも、それなりに権威があるとされる学術誌に掲載された、最近の研究にはセックスレスの離婚率を調べたものは存在しません。

離婚原因にセックスレスを挙げた人は7.7%

ちなみに、日本の夫婦の離婚原因として、セックスレス(性的不調和)を挙げた人は7.7%(男性11.2%、女性6.4%)というデータがあります。

これは裁判所の、司法統計にある「離婚を申し立てた動機」という項目から、算出したものです。

ただし、これはあくまで離婚した人の中で、「その原因がどこにあったのか?」というデータですから、レス夫婦の離婚率を調べたものではありません。

しかも、この調査は離婚を申し立てた主な動機を、3つまで挙げる方法で調べていますから、他の動機のほうが強い可能性もあります。

ちなみに、最も多い離婚申し立ての動機は「性格が合わない」で、43.3%の人が挙げています。

セックスレスの離婚率は約74.2%

話が若干逸れてしまいましたが、セックスレスの離婚率を調べたデータは本当に存在しないのか?というと、そんなこともありません。

より良いセックスをするためにはどうすれば良いか?ということを研究しているベンジャミン・ヨルゲンセンという人がいるのですが、彼が34,000人以上を対象に行った、性と結婚生活に関する調査の中でレス夫婦の離婚率も調べていました。

そのデータによると、セックスレスの離婚率は、約74.2%という結果になっています。

ただし、この調査はどのようなサンプルを対象に、どのような調査をしたのかという詳細が記載されていないため、その正確性が担保できていません。

個人的な話ですが、数年前に読んだアメリカのフリーペーパーの記事でも、レス夫婦の離婚率は7割くらいという記載があった記憶があります。

こちらもサンプル数が非常に少ないうえに、私の記憶も曖昧なので正確性に難ありですが。

日本のレス夫婦の離婚率

アメリカの離婚率は、約5割といわれています。その中でも、セックスレスという夫婦関係にマイナスな要因を持つ人たちだけに絞れば、その割合が7割まで高まるというのは、それなりに納得感があるかもしれません。

これを日本の離婚率(約32~38%)で考えると、セックスレスの場合は、離婚率が約47.4~56.8%まで上がるということになります。(この場合の離婚率は算出方法が違うので、数学的にやや強引というかあり得ない算出法ではありますが)

とはいえ、あまり信ぴょう性の高くない数字に、そのまま割合を当てはめただけなので、真剣に受け止めていただく必要もないと思います。

しかも、離婚率というのは正確に算出することは、ほぼ不可能です。

よく「3組に1組が離婚する」といわれますが、これはあくまで、その年に結婚した人と、離婚をした人の数字を比べたものです。

その年に離婚した人が、何年前に結婚したのかは不明ですから、本来であれば比較してはいけない数字です。

正確な離婚率を調べるには、亡くなる直前に「あなたは離婚しましたか?」と聞くしかありません。

というよりも、本来の意味での離婚率というのは、結婚していない人も含めた、人口1,000人あたり、1年間に何件の離婚があったかを示す指標です。分母には赤ちゃんも含まれています。

厚生労働省の人口動態統計によれば1.55となっています。

セックスレスの相談に来る人の1割も離婚していない

私はセックスレスの相談や、カウンセリングを行っていますが、こちらに来ている人が「離婚することにしました」ということもあります。

これらのデータを分析すれば、レス夫婦の離婚率が分かると思うかもしれませんが、それは難しいです。

なぜなら、セックスレスが解消しても離婚する人はいますし、相談に来た人全員が報告をしてくれるわけでもないからです。

そもそも「セックスレスを解消しようとして相談に来た人」という、フィルターもかかっています。離婚を避けたい動機が強い人たちということです。

つまり、分母にも分子にも偏りがあるため、比較が不可能ということです。

それでも、セックスレスの相談に来た人の中で、離婚することになったと教えてくれた人の割合を出すなら…

セックスレスだけを原因にして、離婚しますという人は、1割もいないというのが実感です。

離婚してしまうのかと不安を持つよりも、自分にできるセックスレスの解消法を試してみてください。

参考文献
  • Jorgensen. B.How Many Marriages are Sexless.