回避型を付き合う前に見抜く方法&好きな人への態度

回避型の彼についての相談
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男性だろうと女性だろうと、付き合う前に回避型かどうかを見抜くのは難しいです。なぜなら彼らの特徴は「自分を出さない」ことなので、分かりにくいからです。

もし、あなたが不安型だったとすると、「自分が好きになるくらいだから回避型だ」と判断するかもしれませんが、この方法でも間違えやすいです。

では、どのように見分ければ良いかというと、「何を話すか?」に注目するのです。回避型には話すネタと話さないネタがあるからです。

また、回避型ならではの、好きな人に対する態度というものもあります。これを見分けるには、その裏にある動機に注目することです。

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付き合う前に見抜けるかという実験

出会ったばかりの頃に、異性の愛着スタイルを見抜くことはできるのでしょうか?

実は不安型を見抜くのはそれほど難しくありません。相手の反応に敏感になって緊張したり、好意を得ようとする態度が出やすいからです。

しかし、回避型を見抜くのは難しいです。なぜなら彼らの特徴は「自分を出さない、相手に近づかない」なので見えにくいからです。

スピードデートで少しずつ会話する

ヨーク大学のエリック・トゥーらが、初対面の異性の愛着スタイルを見抜けるのかということを調べた実験があります。

この実験で行われたのはスピードデートです。婚活パーティーでよく行われる、数分ずつ複数の相手と会話していく形式です。

実験では、164名の男女が3分ずつ13人の相手と会話をし、その後に相手の愛着スタイルをどう判断したか確認しました。

回避型は見抜けないし魅力が低い

参加者からのデータを集計したところ、不安型はおおむね正確に判断されていました。これは不安型の心配や拒絶への怖さが、短い会話の中でも表れやすいことが要因です。

それに対し、回避型は正確に判別されませんでした。なぜなら、距離を取ろうとする態度が、回避型に特有のものなのか、初対面の相手に対する緊張によるものなのか区別しにくかったからです。

また、不安型がそれを悟られないようにするために、興味がなさそうに振る舞うなど、回避型に見える行動を取ることもあり、それが勘違いされるケースもありました。

そして、回避型と判断された人は異性から、恋人候補としての魅力が低いと評価されやすいことも分かりました。

「私が好きになった人だから回避型」が判断ミスにつながる理由

人間というのは、自分の愛着スタイルが安定型だろうと不安定型だろうと、安定型を好きになる傾向を持っています。なので、この実験による魅力の評価は妥当といえます。

とはいえ、「でも私は回避型の彼が好きですけど」という人もいるでしょう。この記事を読んでいる人はその可能性が高いと思います。

もしそうなら、あなたが不安型の愛着スタイルを持っているのです。

回避型と不安型が惹かれ合うタイミング。なぜ途中で変わるのか」でも説明したとおり、不安型は回避型と関わりを持つと惹かれていくのです。なぜなら自分にないものを補ってくれると思えるからです。

反対に、安定型の人は出会ったばかりの頃に回避型の態度が自立していて素敵と思っても、よく知っていく中で「自己開示しないだけ」と気づき冷めていくことが多いです。

つまり、あなたの愛着スタイルと相手との付き合いがどこまで進んでいるかによって、判断の結果が変わるのです。

「私は不安型だから、私が好きになったということは、彼は回避型に違いないわ」と判断するのは早計ということです。

(それでも、回避型との恋愛相談に来ている人からは、「彼と出会った瞬間に運命を感じた」といわれることも多いですが…。そして話をよく聴くと、回避型で合っていたりします)

付き合う前の会話から見抜く方法

付き合う前の会話内容から、回避型かどうかを見抜く方法があります。話し方ではなく、話題を見れば良いのです。

シラキュース大学心理学部の研究チームが、回避型の人がどんな会話をするのかを調べた調査があります。600人以上を対象に「身近な人とどんな会話をしたか?」ということを聞き取ったものです。

その結果、まず回避型は自己開示をしにくいことが分かりました。回避型傾向を7段階で評価したときのスコア(※1)が、1ポイント上がるごとに、開示する率は28%低下していたのです。

しかし、全く自分のことを話さないということはありませんでした。彼らは話題を選択していたのです。では、どんなネタなら話すのでしょうか?

【※1】愛着回避を測るための複数の質問に対し「1=全くそう思わない」から「7=強くそう思う」までの7段階で回答したときの平均スコア。1ポイント上がるとは、たとえば全ての質問の回答を平均して5.5だった人と6.5だった人の差。

回避型が話すネタ

1. 自分の有能さを示すこと

仕事で成果を出した、試験に受かった、問題を自力で解決した、評価されたなどの話題です。回避型の人は「自立していて有能な自分」というイメージを保ちたい傾向があるため、能力や成功を示す出来事は共有します。

2. 脆弱性が低い話題(自分が評価されないこと)

回避型は「このゲームが面白かった」のように、新しいサービスやお店の話をすることがあります。自分ごとでなければ、その評価が悪かったとしても自分が傷つく心配はないからです。

3. ポジティブなできごと

友達と遊びに行った、好きなアーティストのライブチケットが取れたなどのポジティブな出来事は共有してくれます。なぜなら、自分は助けがなくとも楽しくやれている、というアピールになるからです。

回避型が話さないネタ

1. 弱さや傷つきやすさが見えること

こんなことがあって辛かった、ショックだったというような、自分が傷ついたことを知られるネタは話しません。回避型はこうしたネタを話すとき、相手が反応してくれないかもしれない、批判するかもしれないという不安が強まりやすいからです。

2. 助けが必要と思われる内容

回避型は役所の手続きや、サービスの申込・解約などがうまく行っていないときに、それを言いません。なぜなら助けを求めているように思われ、相手が本当に手伝ってしまう(=距離が縮まる)リスクがあるからです。

3. ネガティブな話題

職場や学校、家族との間で落ち込むような出来事があっても言いません。自分の弱さを見せることは相手に付け込む隙を与えることだと思っているからです。

回避型が見せる好きな人への態度

回避型に特有の、好きな人に見せる態度があります。といっても表面的に見抜くのは難しいです。

回避型の思わせぶりな態度「礼儀的フラーティング」とはなにか?」で説明しましたが、遊びの可能性もあるからです。

ではどうすれば良いとかというと、動機を見るのです。

なぜ親切にするのか、2つの動機

人が誰かに親切にする動機を大きく分けると、相手に喜んでほしいからというポジティブなものと、不機嫌になってほしくないからというネガティブなものの2つになります。

心理学では前者を「接近型の動機」と呼び、後者を「回避型の動機」と呼びます。

言葉が同じで紛らわしいのですが「回避型の動機」といっても、回避型愛着スタイルの人が持っている動機という意味ではありません。たまたま同じ言葉なだけです。

回避型が持つ動機

とはいっても、やはり回避型愛着スタイルの人は、「回避型の動機」を持ちやすいです。

恋愛関係においては、相手からの愛情というポジティブな反応もあれば、拒絶というネガティブな反応もあります。

どっちに注目するかは人それぞれですが、回避型の場合はネガティブな反応に注目しがちです。そのため、好きな人を怒らせないように、不機嫌にしないようにという動機が働きやすいのです。

回避型の態度から好意を見抜く

回避型との恋愛で、相談に来ている人の中には「付き合う前と、うまく行ってるときは凄く楽だった」という人もいます。

これはなぜかというと、回避型が恋人のことを不機嫌にしないようにと、見えにくい行動で気を遣っていたからです。

回避型は好きな人には、こうした態度を取るのです。つまり、回避型の相手が自分に脈アリかを見分けるには、こうした行動があるのかを確認すれば良いのです。

たとえば、二人の意見が合わなかったときに、回避型があなたに合わせたとします。このとき、どうでも良いと思って合わせたのか、機嫌を悪くしたくないから合わせたのかを確認するのです。

後者であれば、あなたのことを好きな可能性があるということです。

男性でっても、女性のちょっとした反応にビビッてるように見えることがあるのも、好意を持っているからこそということもあります。これも好きな人を、不機嫌にするのはマズいという動機が敏感に表れているということなのです。

参考文献
  • Tu, E., Maxwell, J. A., Kim, J. J., et al. (2022).Is my attachment style showing? Perceptions of a date’s attachment anxiety and avoidance and dating interest during a speed-dating event.
  • Sun, E. R., & Jakubiak, B. K. (2024).Attachment avoidance predicts limited and selective sharing of personal events in close relationships.
  • Gable, S. L., & Impett, E. A. (2012).Approach and avoidance motives and close relationships.