回避型愛着スタイルを持つ彼氏の行動を変えさせる方法

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回避型愛着スタイルを持つ彼氏と親密な関係を築くのは難しいものです。

なかなか信頼してくれないので本音を言ってくれないですし、距離を置こうとすることもあります。

しかし、特定のシチュエーションではこういった悪影響が減ると研究で判明しています。

そのために何をすれば良いかというと「共有」と「感謝」です。

とはいえその方法にもちょっとしたコツがあります。

回避型愛着スタイルの彼氏と付き合っている女性はぜひ参考にしてください。

回避型愛着スタイルを持つ彼氏は関係に安全性を感じられない

回避型愛着スタイルを持つ彼氏は孤立した感覚を持ちやすく他人を信頼することが難しいといえます。

これは付き合っている彼女に対しても同じです。

自分の考えや感情を正直に伝えることは少なく物理的にも精神的にも遠ざかろうとします。

回避型はたとえ恋人であってもその関係に安全性を感じることができないのです。

苦しめられるか、最終的に見捨てられるかという不安を常に持っています。

そのため恋人に向き合うことに困難さを感じますし、相手のために何かしようという気にもなりにくいのです。

だからといってこのような状態のまま付き合い続けても親密さが増すことはないでしょう。

それどころか関係が悪化したり破局につながることさえあります。

回避型の彼氏の行動を変えるための「共有」と「感謝」

回避型の彼氏はどうすればあなたとの関係を信頼し、コミットするようになるのでしょうか?

それは楽しい出来事の共有と、感謝されているという認識を持たせることです。

良い体験を共有すると回避傾向が減る

彼氏の回避の傾向を減らすには体験の共有が役立ちます。

旅行でも食事でも何でも良いのですが二人で一緒に楽しいことをして、その思い出を共有するのです。

特別なイベントでなくとも部屋で一緒にしたことでも良いです。

サバンジュ大学のグル・グナイディン教授らがカップルの愛着と関係へのコミットについて調べた研究があります。

この研究では300組以上のカップルに21日間に渡り日記をつけさせました。その内容はその日にあった出来事や気分についてです。

これらの記録を分析したところ、回避型の人は二人の関係の中で良い出来事があったときに、回避の傾向が低下することが分かりました。

恋人に対する良い意味での依存心が強まったのです。

良い出来事によって気分が前向きになったことが理由として考えられます。

また二人の間にあった良い出来事について一緒に思い出し、二人の関係性を肯定的に評価することでも回避の傾向が低下することも分かりました。

そしてこの効果は一時的なものではなく一ヶ月後も続いていました。

※この研究では不安型の愛着スタイルを持つ人は良い出来事があっても変化はありませんでした。もしあなたが見捨てら不安を持っていた場合には一緒に楽しいことをしてもネガティブな感情は軽減しないようです。

「感謝されている」という感覚を持たせると行動が変わる

「感謝されている」という感覚を持たせることも大切です。

回避型愛着スタイルの彼氏は子供時代からの経験により「他人は自分のために何もしてくれない、だから自分もしない」という価値観を持っていることが多いです。

恋人のために何かをするにしても、相手の機嫌が悪くなると面倒だからという消極的な理由でします。性行為さえもこのような動機ですることがあります。

しかし「自分は相手から感謝されている」と認識することで、相手を喜ばせようという積極的な動機で行動を起こしてくれることがあります。

トロント大学のクリスティーナ・M・シュラージらの研究チームの調査があります。

こちらも300人以上に日々の日記をつけさせ、どれくらい感謝されていると感じたかなどを記録させました。

その結果、感謝されていると感じた日ほど、相手のために何かしようと思いやすいことが分かりました。

関係へのコミットメントが高まったことが理由と考えられます。

ここで重要なことはパートナーから感謝の言葉を言われたかどうかではなく、感謝されていると認識することで気持ちが変化したということです。

ただ「ありがとう」と言っても、本当に感謝していることが伝わらなければ変化は生じないということです。

回避型の彼氏に「何かが変わる」と思わせる方法

人は誰かに影響を与えたいという欲求を持っています。

「運動していて凄いね」と言われるより「私もあなたのようにスタイルが良くなりたいから真似して運動を始めたの」と言われたほうが自尊心は高まると思います。

回避型愛着スタイルを持つ彼氏も同じです。

ですから体験を共有したり、感謝を伝えるときは、それによってあなたにどんな変化があったかも一緒に伝えることで心を動かすことができます。

二人で素晴らしい体験ができたことで、あなたの気持ちがどんなふうにプラスになったのか伝えましょう。(※1)

また、二人の素晴らしい関係性が将来も安定的に発展していくということを彼氏に認識させましょう。

単に楽しい体験を共有しただけでは一時的な効果で終わってしまいます。

回避型の彼氏からすると同じ場所で足踏みしているだけという感覚かもしれません。元カノと同じパターンを繰り返すだけという不安もあるかもしれません。

しかし、あなたといることで良い方向に進んでいるという感覚が持てれば「この人となら何かが変わる(※2)」といつまでも思ってもらえる可能性が高まります。

※1 回避依存症や回避の傾向が強すぎる人やの場合は恋人に影響を与えていることがプレッシャーとなることもありますからそこはきちんと見極めてください。
※2 回避型も不安型も出会ったばかりの頃は「今度の相手となら変われる」と勘違いをしますが、結局はいつもの負のパターンを繰り返します。

<参考文献>
・Deniz Bayraktaroglu, Gul Gunaydin, et al. (2022). The role of positive relationship events in romantic attachment avoidance.
・Kristina M. Schrage, Bonnie M. Le, et al. (2022). Feeling Appreciated Predicts Prosocial Motivation in Avoidantly Attached Individuals.

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