旦那や彼氏と一緒にいると、自己肯定感が下がるという女性がいます。
もしかすると、このような男性たちはサイコパスかもしれません。
サイコパスとは、「共感能力の欠如」「自己中心的」「感情的な浅さ」などの特徴を持つ人です。
そして、パートナーの自己肯定感を下げるような言動も頻繁にします。
その状態を放置していると、あなたの自己肯定感が下がるだけではなく、心の病にかかる可能性があります。
サイコパスの旦那や彼氏が自己肯定感を下げにくる理由
サイコパス気質のある旦那や彼氏と関わっていると、最初は自信があった人でも、少しずつ「自分が悪いのかもしれない」「自分には価値がないのかもしれない」と感じるようになります。
これは、相性が悪いのではなく、相手の支配欲や共感性の低さ、批判的な言動、心理的な操作が関係しています。
特に夫婦や恋人関係では、相手の言葉や態度の影響を受けやすいため、気づかないうちに自己肯定感が削られてしまうのです。
ここでは、サイコパスの旦那や彼氏が、自己肯定感を下げる主な理由について解説します。
1.相手をコントロールしようとする
サイコパスは、「相手を支配したい」という強い欲求を持っていることが多いです。この支配欲求は相手の意見や感情を軽視する形で現れます。
たとえば、あなたが何か意見を述べたり、自分の気持ちを正直に伝えたりしても、「それは間違っている」「そんなことはどうでもいい」といった態度で否定します。
これにより、あなたは常に自分が劣っている立場に置かれているような感覚を抱き、「自分の価値が低い」と感じてしまうのです。
このような状況が繰り返されることで、自己肯定感が徐々に低下していきます。
2.感情面でのサポートをしない
サイコパスには、共感能力が欠けているという特徴があります。
そのため、あなたが悲しい気持ちを共有したり、困難な状況で助けを求めたりしても、「それがどうしたの?」「大したことじゃないだろう」といった無関心な態度を取ります。
さらには、感情的に寄り添うどころか、話を軽く流されたり、話題を変えられたりすることもあります。
こうした対応を受けると、あなたは「自分の気持ちは誰からも重要視されていない」と感じ、自分自身の存在価値を疑い始めてしまうのです。
3.批判したりや軽視する
サイコパスは、批判的な言動を繰り返す傾向があります。
「そんなこともできないの?」「それくらい普通の人なら簡単だ」といった発言で自信を奪います。
このような言葉は、表面的には軽く思えるかもしれませんが、積み重なると深刻な影響を及ぼします。
こうした批判や軽視が続くと、あなたは「自分は何もできない」「自分の能力は他人に劣っている」といった否定的な思い込みにとらわれることになり、自己肯定感が大きく下がってしまいます。
4.ガスライティング(心理的虐待)
サイコパスは相手を混乱させたり、相手が抱く感覚を疑わせたりする「ガスライティング」という心理的虐待を行うこともあります。
たとえば、「そんなこと言った覚えはない」「それはお前の勘違いだ」と繰り返し否定されることで、あなたは自分の記憶や判断力に対する自信を失ってしまいます。
こうした行為は、相手の精神的な支配を強化する手段として使われることがあり、その結果、あなたは「自分がおかしいのではないか」と思い込むようになります。
そして、自己肯定感はさらに低下し、心理的に追い詰められていくのです。
サイコパスと関係を持った人への調査
ちなみに、旦那がサイコパスだった場合、あなたの自己肯定感が下がるだけでなく、精神を病む可能性があります。
カールトン大学のアデル・フォース教授らが、実際にサイコパスと関係を持ったことがある人達を対象に行った調査があります。(現在進行形で関係を持っている人も含みます)
この調査は約457人の男女を対象に、サイコパスからどんなことをされたかや、身体的・精神的健康への影響などを聞き取っています。
その結果、サイコパスと関係のあった人の多くが、感情的虐待(98%)、嘘や騙し(96%)、経済的虐待(81%)を経験していると報告しました。
また、身体的虐待を経験した者は約50%、性的虐待を経験した者は約32%に上りました。
ポリビクティマイゼーションの深刻な心理的影響
さらに、1種類だけの虐待を受けている人は少なく、平均して4~5種類の異なる虐待を経験していることが分かりました。
複数の被害を同時に受けることを、「ポリビクティマイゼーション(Polyvictimization)」といいます。日本語にするなら「多重被害」といったところです。
このポリビクティマイゼーションを経験した人は、単一の種類の被害を経験した人に比べて、心理的・身体的な影響が、より深刻になるとされています。
今回の調査でも、ポリビクティマイゼーションを経験した人はPTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、不安障害などのリスクが高まることが示されました。
このような状況は、異なる被害が互いに相乗的な影響を及ぼし、被害者の苦痛や負担が増加するためと考えられています。
どのように対処すれば良いか?
サイコパスだからと、必ずパートナーを傷つけるということではありません。
しかし、サイコパスというのは遺伝的な要因が大きい(※1)とされていますから、変化するのは難しいです。
「これ以上に自己肯定感を下げられたらおかしくなる」というなら、別れたほうが良いといえます。
とはいえ、結婚している場合などは簡単に離婚することもできません。
そんな時は、自分自信の対処戦略を変えましょう。
上手にコーピングを使うのです。コーピングとは、ストレスや困難な状況に対処するための思考や行動のことです。
今回の調査では、適応的なコーピングを行っていた人は、サイコパスとの関係の中でも、マイナスの影響が少なくなることが分かっています。
適応的なコーピングとは、問題が発生したときに解決のための計画を立てたり、誰かに相談したり、何らかの学びを得られると、前向きに捉えるといったことを意味します。
反対に、飲酒したり、自分を責めたり、感情を爆発させるなどの一時的に感情を紛らわせる方法は、PTSD及びうつ症状の増加に関連していることも分かりました。
特に自分を責める行為は、自己肯定感を下げることにもつながりますから注意しましょう。
(※1 後天的な影響がないということではありません。まだ研究段階です)
- Forth, A., Sezlik. S., et al. (2022).Toxic Relationships: The Experiences and Effects of Psychopathy in Romantic Relationships.


