ダメ男を好きになる女性は自分に対する評価が低いです。
また両親の恋愛パターンを無意識のうちに悪いお手本にしてしまっている可能性もあります。
大きな問題を抱えたダメ男と一緒にいることで自分の問題から目を背けようとしている女性もいます。
なぜダメ男を好きになるのか?
自己肯定感が低いとどんなにモテる女性でもダメ男を好きになってしまうことがあります。
「素敵な男性からは愛されない」という思い込み
親から愛してもらえなかった、他の兄弟姉妹のほうが大切にされた、親自体に問題があった、そういう人たちは成人後もそのわだかまりを持ち続けそれが自己肯定感の低さへと繋がります。
すると潜在意識の中で「素敵な男性からは愛されないだろう」と思ってしまいます。
仮に大切にしてくれる人と付き合うことが出来ても大切にしてもらうことに慣れていないので戸惑ってしまうのです。
ダメ男は見捨てないという期待
自己肯定感の低い女性は付き合っても「見捨てられる」という不安を常に抱えます。
本当の自分は価値がないのでそれに気づかれるのが怖い……
その不安を抱えながら付き合うのは辛い……
こういった不安を避けるためにダメ男を好きになってしまうのです。自分では意識していないかもしれませんが無意識にダメ男を選抜しているのです。
トラブルを抱えている人なら他の女性は見向きもしないだろうから自分を見捨てることはないだろうと判断しているのです。
両親の関係が恋愛のお手本
女性がダメ男に惹かれる別の理由として「恋愛というのはどちらか一方がダメな相手の面倒をみることだ」という思い込みが挙げられます。
これは無意識に両親の恋愛パターンをお手本にしているから生まれる思考です。
ダメな相手を受け入れるのが恋愛という勘違い
あなたが生まれてから最初に見た恋愛の形は両親のものです。
仮にあなたの両親の関係がアル中のダメな夫とそれを甲斐甲斐しく世話する妻だったとしたらそれが普通の恋愛の普通の形と思ってしまいます。
もしかしたらあなた自身も世話を手伝っていたかもしれません。
そしていつの間にかダメな相手を受け入れるのが愛だという勘違いが潜在意識に刷り込まれるのです。
これはDVやモラハラをする父親でも同じことがいえます。
母親をモデルにしている
目の前のダメ男がかつての父親と同じように迷惑を掛けることがあります。
それを見て感情が強く揺さぶられた子供時代の記憶が蘇ります。このとき嫌な感情と同時に懐かしさまで沸いてくることがあるのです。
すると中々別れることが出来なくなるでしょう。無意識に子供時代と同じパターンを繰り返そうとするのです。
そして母親と同じ人生を歩むのです。
ダメ男は自分の問題を隠してくれる
心に抱えている問題というのは自分でハッキリと認識していることもあれば上手く言語化できないこともあります。
どちらにせよいずれは対処しなければならないものです。しかしその作業は辛いものです。
心に残り続ける問題
何となく他の人と感覚が異なる、他人と分かり合えない気がする、自分の存在がよく分からない……。
これらの原因はたいてい幼少期の親子関係やトラウマにあることが多いです。
対処しなければならないと思っているのですが出来れば考えたくないものです。
お盆を過ぎても残っている夏休みの宿題のような感覚かもしれません。
喫緊の課題ではないけれど放っておくと大変なことになる逃げられないことです。
過去に傷を負った人の心にはこのような問題が存在しています。
自分の問題から逃げるためにダメ男の問題に取り組む
心にあるモヤモヤとした感情から逃れるためにあなたが取ってしまう行動が、問題のあるダメ男の側にいるということです。
目に見えて分かりやすい問題が近くにあれば自分の問題に向き合わずに済みます。
ダメ男と一緒にいても辛いですが自分の根深い問題に向き合うよりは楽です。
世話をすることで自分に価値を感じることもできるでしょう。
だからいつまでもダメ男と離れることが出来ないのです。