母親みたいになりたくない女性へ

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あなたが母親みたいになりたくないと思っているならその考え方をやめなければますます母親に似ていくことになります。

「~しない」というのは我慢ですから続かないのです。

母親と違う理想の自分を思い描いてください。そして「~する」「~したい」という前向きな願望と考えるのです。

そうすることで潜在意識レベルで変わることができるので母親みたいになることもありません。

母親のようになりたくない女性


母親みたいになりたくないと思っている女性は少なくありません。実母であっても毒親と呼ばれる親を持てばそう考えるのは自然なことです。

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子供の頃に母親から暴力を受ければ自分は子供に手を上げないと思います。

自己中心的な母親に振り回された人は自分はそんな性格の人間にはならないと思います。

父親に虐げられている母親を見て育った人は私は絶対に父親みたいな人とは結婚しないと思います。

しかしそのような強い意思を持っていたはずなのに気がつくと母親と同じことをしてしまっている人が多いのです。

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イライラして子供を叩いてしまったり誰かに八つ当たりしてしまうのです。

実際に行動を起こしていなくてもそうしたいという衝動が爆発してしまいそうな感覚を味わうこともあります。

そして自分もやがて毒親になってしまうのではないかという不安が大きくなります。

(関連記事:毒親じゃないのにアダルトチルドレンになるパターン

恋愛のカウンセリングにDV男やモラハラ男とばかり付き合ってしまうという女性が来ることがります。

そのときに「お父さんはどんな人でしたか?」と聞くと「そういえば彼氏と同じタイプでした」という女性が多いです。

母親のような不幸な結婚はしないと誓ったはずなのに同じような人を選んでしまうのです。

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母親と同じ行動をしてしまう理由


母親のようになりたくないと思っているあなたがなぜ母親と似た行動をしてしまうのでしょうか?

それは「私は母親みたいにはならない!なってはいけない」と考えているからです。

これは自分に我慢を強いて無理やり押さえつけようとする行為ですから自分が苦しくなってしまうのです。

「子供に手を出してはいけない」と考えるほどにストレスが溜まりどこかで爆発してしまいます。

「父親のような人は好きにならない」と思うほどに似た人を見つけると気になってしまいます。

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また「~しない」と最後に否定形をつけたとしてもその行為を脳内で想像しているわけですから脳内で予行練習をしているのと同じなのです。

心理学の世界でよく言われる話ですが水の入ったコップを運んでいる子供に「絶対にこぼさないで」と言うとこぼしてしまいます。

「ゆっくり運んでね」と言わなければならないのです。脳の一部においては現実と想像の区別がつかないという研究者もいるくらいです。

また私たちの普段の思考には出てこない潜在意識という大きな記憶の箱は否定形を理解することができません。

あなたが「母親のようにはならない」と思えば思うほどに潜在意識には「母親のようになる」というメッセージが送られます。

そしてそうなるような行動を促すのです。

自転車に乗っているとき側溝に落ちないようにとそちらに注意を向けるとハンドルがそちらに向いてしまうのと同じです。

否定形で強い意思を持つということは自分から苦しい方へ向かうようなものなのです。

理想的な自分になる方法

どうすれば母親のようにならずに済むかというと否定形をやめてポジティブな肯定の意思に切り替えることです。
自分がどのような人間になりたいのかということに目を向けるのです。

「母親のように子供を叩かない」ではなく「子供を思いきり愛する」と考えるのです。
「父親のような人を好きにならない」ではなく「優しくて誠実な人を好きになる」と考えるのです。

否定形を使わず「母親」という単語も入れないでください。

悪い方向へ行かないようにするのではなく良い方向へ行くことに意識を集中させます。
否定形の思考が浮かんできたら肯定形の思考で打ち消すのです。

これを継続することによて潜在意識レベルで変わりますから理想の自分になることが出来るのです。

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母親に似ている自分が大嫌い


母親みたいになりたくないと思っているのに年を重ねるごとに母親に似てきたという人がいます。

そして「母親に似ている自分が大嫌い」と言います。
親子である以上は似ている部分があるのは当然です。

しかし母親のようになりたくなと思っている女性ほど自分が母親と似ているという思いが強いです。

なぜなら似ている部分に敏感になっているからです。

自己中心的な母親が嫌いな人の場合、自分が自己中心的な振る舞いをしたときに「やっぱり自分は母親に似ている」と思い込むのです。

他の部分で他人を思いやることがあっても「私は母親と違っている」とは思わないのです。
一部の悪い出来事だけを当てはめているのです。

またどうしようもない母親にはどうしようもない親戚がセットでついてくることがあります。

意地悪な叔母さんあたりが「あなたは本当に母親に似て性格が悪いわね」などと言ってきたりします。

子供の頃からそう言われ続けると自分を嫌いになってしまうこともあります。

しかしその叔母さんもまた心に満たされないものを抱えているのです。なので気にする必要はないのです。

仮に相手が悪意なく言ってきても気にする必要はありません。
親子と言われれば誰でも似ている部分を探すものなのです。

血のつながっていない親子でも「目の形がママにそっくりね」と言われるものなのです。

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あなたと母親の違うところ

母親に似ている自分が大嫌いなあなたでも母親と違うところがあります。
それはあなたが負の連鎖を断ち切ろうとしているところです。

あなたの母親がなぜ暴力を振るったり自己中心的だったりモラハラ夫と結婚したのか考えたことはありますか?

その理由の多くは自分も同じように育てられたからです。
だから自分がされたことと同じことを娘であるあなたにもしているのです。

溜め込んだものに耐え切れず子供に当たっているのかもしれませんし、そのやり方が正しいと思い込んでいるのかもしれません。

とにかく正しい方法を学ぶ機会もなく変わろうとも考えなかったのです。

アルコール依存症は孫の代まで影響するとか3代下まで影響すると言われることがあります。

本人がアルコール依存症だと子供に悪影響を与え、その子供がトラウマを抱えたまま親になるのでその子供に悪影響を与え……ということが繰り返されるからです。

今あなたよりも上の世代からあなたまでのラインでこれと同じような負の連鎖が起こっているのです。

仮にトラウマなどによりあなたの母親から負の連鎖が始まったのだとしてもあなたが何もしなければ下の世代へと受け継がれてしまうのです。

しかしあなたは自分のところで断ち切ろうとしているのです。これは母親とは大きな違いです。

母親と似ている部分を見つけるたびに「遺伝には逆らえないのだ」と落ち込むこともあるかもしれません。

しかし思考・感情・行動というのは変えようと思えば何歳からでも変えることができるのです。

「遺伝だから」というのは変わらない理由とはなり得ないのです。

あなたは子供がいますか?または将来つくりたいと思いますか?

もしそうならあなたの子供が「母親のようになりたい」「母親みたいな人と結婚したい」と言ってくれるようになったら素晴らしいですね。

ぜひあなたのところで負の連鎖を断ち切ってください。

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