自分のことが嫌いで苦しいのはあなたの責任ではない

自分のことが嫌いで苦しいのはあなたの責任ではない

自分のことが嫌いで苦しいのはあなたの責任ではありません。周囲の人間の責任です。

生まれたばかりの赤ちゃんは周囲の人から愛情を受けることで「私は愛されるべき存在なのだ」と認識します。

子供時代に周囲にいる人間、特に親から愛されないと然るべき自己愛が育たないことがあります。

あなたが自分のことを嫌いで苦しい原因は子供時代に「私は愛されるべき存在である」ということを認識できなかったことが原因なのです。

自己を低く評価する思考の癖を身につけてしまったのです。

人から愛されないと自分を好きになれない

あなたが生まれて初めて出会った人は誰でしょうか?母親ですね。その後も最も多くの時間を一緒に過ごすのが母親です。

人によっては父親だったり保母さんだったりもしますが人生の初期において出会った長い時間を共に過ごす人達との関わりが「自分を好きか?嫌いか?」という問題に大きな影響を与えます。

その人達はあなたにあなたがどういう存在なのかを教えます。

自分を嫌いになる原因

あなたのことを「大切な存在」と思えばその感情が伝わりますのであなたも「私は大切な存在なのだ」と思うことが出来るのです。

反対に「邪魔な存在」「不要な存在」と思っていればその感情も伝わりますからあなたは自分を嫌いになっていきます。

まだ言葉を理解しないうちから周囲の人間の反応を見て自らの存在価値を認識し始めているのです。

⇒機能不全家族とは

言語化されて確信に変わる

言葉を理解するようになると次の分岐点がやってきます。

それまでは雰囲気から「私は大切にされない存在なのかもしれない…」と思っていた子供でも言葉でハッキリと言われることで確信に変わるのです。

子供を大切にしない親の多くは「あなたが悪い子だから」という言い訳をよく使います。そしてそれを子供に直接言います。

子供は素直なので「大切にされないのは私が悪い子だからなんだ」と思ってしまうのです。

学校生活が影響することもある

もう少し大きくなって学校に行くようになると教師やクラスメイトから悪影響を受けることもあります。

例えばイジメられた場合など人によっては自分が悪いからイジメられたのだと思い込んでしまう子もいます。

また教師によってはイジメを見ても助けてくれないことがありますので「先生が止めてくれないということは私が悪いのだ」という思いは余計に強くなるでしょう。

頭が良すぎるがゆえに教師から嫌がらせをされることもあります。

⇒子供時代にイジメられたトラウマがその後の人生に影響する

自己を低く評価する思考回路

大人になってから自分のことが嫌いになったという人は少ないです。

たとえそうだと思っていても実際には子供時代までに作り上げたモノの見方が原因になっていることが多いです。

そうでなければストレスや心の病によって一時的に落ち込みやすい状況になっているのです。

大人になってからは自分のことを嫌いになるのではなく、嫌いという気持ちが強化されるのです。

幼少期から使い続けた自己を低く評価する思考回路があるので、上司や恋人から否定されるような言葉を投げ掛けられると「やっぱり私はダメなのだ」という考えが強くなりやすいのです。

誤った認識が強化されればされるほどに自分のことが嫌いという気持ちは強くなって苦しみも増します。

ここで説明した以外にもあなたが自分のことを嫌いになる要因はたくさんあります。

そしてそのどれもが周囲の人間の影響によるものなのです。

自分に対する食わず嫌いをしている

あなたの好きな食べ物は何でしょうか?それは他の人が「好き」と言っているから好きなのですか?

違うと思います。初めて食べたきっかけは何であれ自分で食べて美味しいと感じたから好きになったのです。

あなたが自分のことを嫌いで苦しんでいるのはあなたの責任ではないと言いました。

周囲の人間があなたを嫌いという態度を取ったからあなたは自分が嫌いなのです。

これはチョコレートを食べたことのない人が「友達が嫌いと言っていたから私もチョコレートが嫌い」と言っているのと同じです。

あなたはまだ自分を味わっていないので美味しいところを知らないのです。知る前に不味いと言われてそれを信じ込んでしまっているからです。

⇒自分の悪口を言われたり貶されると安心する

自分が嫌いな人は性格の良い人

「自分が嫌いで苦しい」と言ってカウンセリングに来る人は性格の良い人が多いです。

なぜなら自分の問題を認識していて、さらに人の意見を受け入れようという謙虚さを持ち合わせているからです。

(その謙虚さが他人からの間違った指摘も素直に受け入れてしまうというデメリットに繋がることもありますが……)

きっとあなたも性格の良い人だと思います。

自分の問題で悩める人というのは反省することが出来ているということですからそれだけでも素晴らしいことです。

反省できる人というのは少ないのです。だからほとんどの人が大人になると心の成長が止まってしまうのです。

心の奥底に思考を送り込める時間帯

生まれたときから自分のことが嫌いだったという人はいません。

あなたは良いところよりも悪いところに注目するクセがついているだけです。

自分を嫌いにさせる癖

誰でも心のどこかには「自分を好きになりたい」という願望はあります。

それを育てることで少しずつ心のクセを修正することが出来ます。

そして素晴らしい人格を手に入れることが出来るのです。

1日に1つでも良いので寝る前に上手くできたことを思い出す習慣をつけてみましょう。

寝る前というのは心の奥底に思考を送り込みやすい時間帯なのです。

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