AC(アダルトチルドレン)の中には実年齢よりも若く見える人もいます。
大人になっても内面に残っている幼い心が関係しているのです。
甘え足りなかったことで大人になることを拒否している場合もあります。
AC(アダルトチルドレン)が若く見えるのはなぜ?
人の心は表情に出ます。そしてそれが顔の造形をつくります。これはAC(アダルトチルドレン)に限った話ではありません。
いつも怒っている人は怖い顔になりますし、いつも悲しんでいる人は暗い顔になります。その表情を作るための筋肉が発達したりその形状の皺ができるからです。
ACの内面には諦めにも似た大人の心もあれば子供のままの幼い心もあります。
幼い頃に十分に甘えることが出来なかったことで成長しきれていない部分があるのです。これを自分の内面にいる幼い子供と捉え「インナーチャイルド」と言うこともあります。
このようなACの幼い心が表情として出てくると若く見えるようになるのです。あどけないということも出来るでしょう。
自己肯定感とファッション
AC(アダルトチルドレン)が若く見える理由として服装や化粧などのファッションが関係していることもあります。
自分に自信のない人は服や化粧でそれを補おうとすることがあります。ブランドとの同一化によって劣等感を解消しようとするのです。
しかしACの場合はそうしようとさえ思わないほどに自己肯定感が低いことがあります。
「私なんかお洒落をしても意味がない」と考えて外見に無頓着になるため年相応に見えないことがあるのです。
また顔や髪に余計な成分を着けないためにダメージが少なく若く見えるということもあるかもしれません。
幼い頃に甘え足りなかった人がまだ大人になりたくないと考えて子供っぽい外見をしている可能性もあります。
これはファッションだけでなく振る舞いや思考に影響することもあります。
⇒ブランド物が好きな人の心理!不安型愛着スタイルを持っている
カウンセリングに来る人たち
カウンセリングに来るAC(アダルトチルドレン)の人には若く見える人もいれば実年齢よりも年上に見える人もいます。
ACの苦労が顔に出て老けて見える人もいるのです。
きちんとデータを取れば若く見える人が多いのかもしれません。それでもギリギリ有意差ありというレベルではないでしょうか?
ACの中には幼い心が外見に出るために若く見える人がいるのも事実です。しかしACの特徴というほどには共有されているものではない気がします。
※ここで説明したのはあくま外見的なことに関してのものです。生物学的な見地から見れば子供時代の虐待は老化と関連するという研究結果のほうが多くあります。