芸能人の方からの相談で増えているのがネットに書かれた悪口や批判が気になってしまうというものです。
しかしネット上の批判は気にする必要ありません。
なぜなら批判する人は現実世界で意見を尊重されない無能なのでその意見が役立つことはないからです。
さらにいうと文章からでも馬鹿はうつることが研究で証明されているのでネットの批判は視界にさえ入れてはいけません。
ネットの悪口や批判を気にする有名人は多い
当カウンセリングルームには芸能人やモデル、経営者など人前に出ることの多い仕事をしている方もいらっしゃいます。
最近はYouTuberやインフルエンサーのようなネット上の有名人もいらっしゃることが増えました。
このような有名人の方がよく抱える悩みにネットの批判や誹謗中傷があります。
こういった相談を受けはじめたばかりの頃はかなり驚きました。
なぜならこのような立場にいる人間からしたらネット上の批判など「凡人が何か言ってる」くらいにしか認識していないと思っていたからです。
しかし批判を気にする有名人は少なくありませんでした。
私は有名人ではありませんから批判に晒されることはありませんし、せいぜいこのサイトを含め運営しているオウンドメディアにメールがくるくらいです。
当然ですがそれらの意見を気にすることはありません。ゴミ箱フォルダに捨てるという作業を面倒に感じるくらいです。
なので批判に晒される有名人の立場にならなければ分からないこともあるかもしれません。
しかし同じ立場になっても気にすることはないと思います。
なぜなら批判する人間がどういう心理なのかたとえ匿名であっても分かっているからです。
相談に来る有名人もこれを知ることで気にならなくなる人もいます。
ネットに批判や悪口を書く人の心理
批判をする人というのは無能であるために承認欲求と社会的地位のバランスが取れていないのです。
無能な人がネットで批判意見を書く理由
人間には意見を尊重されたいという自己承認欲求があります。尊重されることで自分の存在価値を感じることができるからです。
ほとんどの人は現実世界でこの欲求を満たしています。頻繁でなくともたまに意見を求められるだけでこの承認欲求は満たされるからです。
しかし無能な人は周囲から意見を求められる機会が圧倒的に少ないため満たされません。
満たされないと「誰かに意見を聞いてほしい」という欲求不満が溜まりますから、それを解消するためにネットに批判意見を書くのです。
実際に年収が低い人ほど他人の批判をすることがケルン大学のオルガ・スタブロワ博士らの調査でも判明しています。
仕事もできず、頭も性格も悪い人がネットで批判する
無能な人全員が批判を書くわけではありません。
仮に職場で仕事ができない人と認識されていたり、学校で頭が悪いと思われていたとしても、友人や家族からは意見を求められる人は欲求が満たされます。
つまりネットに批判意見を書く人は無能な上に性格も悪い人ということです。
炎上に加担するのは1%未満
あなた自身が何かをやらかして悪い意味で騒がれることがあるかもしれません。いわゆる炎上です。
炎上すると世間のほとんどの人が自分を批判していると思うかもしれません。
しかし炎上に加担したことがあるネットユーザーは全体の1%前後しかいないということが調査で分かっています。
過激な意見ばかりが目立つのでそれが大勢であるかのように感じてしまうかもしれませんが、騒いでいるのはほんの一部の人なのです。
炎上していても世間の99%の人は気にしていません。そもそも炎上していること自体を知らない人のほうが多いのです。
下から数えたほうが早い位置にいる下位1%が騒いでいても気にする必要はありません。
無料で書かれた意見に価値はない
たとえ一行であっても文章を打ち込むというのは面倒なことです。
ですから自分の意見に価値があると分かっている人は無料で批判を書き込むことはありません。無料で書くなら宣伝になるときくらいです。
お金が貰えるわけでもなければ宣伝になるわけでもないのにわざわざ文章を書くのはタダ働きをしているのと同じです。
このサイトのレベルでさえ有料のオファーが来る
私でさえ有料の執筆依頼が来ます。金額を提示してもらったら一般的には悪くない額でした。
このサイトの他の記事も読んでもらえば分かると思いますが大したことは書いていません。
執筆依頼が来るのは別のサイトですがこちらよりもさらに低レベルな内容です。
そんなレベルでさえお金を払ってもらえるのです。価値のある意見が書ける優秀な人ならもっと高い金額で依頼が来ますから無料で書くなどという勿体ないことはしないのです。
価値のある意見とは
価値のある意見とは独創性と正しさを兼ね備えたものです。どちらかだけの意見なら誰でも言えます。
「赤信号は止まれ」は正しいですが独創性がないので価値はありません。
ネット上の批判は正しかったとしてもこの程度のものです。
手間を掛けてそういった意見を書くことに「自分の能力の無駄遣い」という感覚を持たない時点で、本人も自覚できるくらいに無能ということです。
そのような人間の意見に価値はないのです。
趣味の匿名ツイッターをやってるから無能ということではない
「私は匿名かつ無料で趣味のツイッターをやってるけど無能なの?」と思った人もいるかもしれません。
しかしそんなことはないので安心してください。
ツイッターやインスタで自分の好きなアイドルや趣味について書くのはその行為自体から楽しみを得られますから、匿名かつ無料でしてもおかしなことではありません。
それに対して誰かを批判する行為はそこまで楽しいことではありません。
確かに批判をしたときに脳が多少の快感を覚えることもあるとfMRI(機能的磁気共鳴画像法)で確認できているのは事実です。
しかし多くの人はその程度の快感のために批判は書きません。
わずかな快感しか得られないのに手間を掛けてでも批判せずにいられないことが、現実世界で意見を尊重されない無能であることの証拠ということです。
批判が趣味という人もいると思いますが、そうなってしまうのも元を辿れば誰からも相手にされないほどに無能で性格が悪いということです。
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「誹謗中傷は良くないが批判は必要」と言うのは無能な人
この手の話をすると「誹謗中傷は良くないが批判は必要」と言う人がいます。
確かにその通りです。しかしそれを言う人は無能な人です。
優秀な人は簡単には批判をしてくれません。
優秀な人は「良いんじゃない」としか言わない
私は学生の頃から今日に至るまで優秀な人と出会ったら積極的に意見を求めるようにしています。
「こういう形で仕事を進めようと考えているのですがどう思いますか?」ということをよく聞きます。
そんなとき優秀な人のほとんどは「良いと思うよ」の一言で終わりです。
なぜ優秀な人は批判をしないのか?
優秀な人が批判をしてくれない理由はいくつかありますが、一番の理由は面倒くさいからです。
優秀な人は普段から相談されたり意見を求められる機会が多すぎてうんざりしているのです。
なので飲み会や知人の紹介程度で知り合った相手にわざわざ貴重な意見を与えてくれないのです。
仲良くなるかこちらも価値を提供できる人間であることを理解してもらうかしなければ深い話はしてくれません。
私の経験上、リアルな世界であっても頼んでないのに意見を言ってくる人は総じて何の実績もない無能な人でした。
バカがうつるので批判は視界に入れるな
批判が気になってしまう人へのアドバイスとしては「気にするな」ではなく「見るな」です。
なぜならバカはうつることが様々な研究で分かっているからです。
脳は想像以上に他人からの影響を受けているのです。
意識して情報を選別しなければどんどん脳のスペックが落ちていきます。
バカな人間のエピソードを読むとテストの点が下がる
今ちょうど机の上に他の記事で使おうと思っていたヨハネス・ケプラー大学のマーカス・アペル博士の論文があります。
バカな人間のエピソードを読んだ後にテストを受けるとスコアが下がるという実験結果が書いてあります。
文章からでもバカはうつるということです。
ネットの批判など見ていたらどんどんバカになります。ただでさえスマホは脳に悪影響を及ぼすのです。
価値のある意見を吟味する容量を減らさないこと
さきほども説明しましたが私は実績を残している優秀な人には積極的に意見を聞くようにしています。
そしてその意見を非常に気にします。日常会話のほんの些細な一言であっても「どういう意味だったのだろう?」と何日も逡巡することがあります。
これは非常に大切なことです。それによって自分が成長できますし仕事にも役立つからです。
しかし人間の脳はCPUに限界がありますからすべての人の意見を吟味することは不可能です。
価値のある意見を吟味するリソースを減らさないためにも無駄な意見に脳を晒さないようにしましょう。
視界に入れただけでも脳は勝手に処理を開始してしまうのです。
批判が目に入ってしまったときはどうするか
ちなみにさきほどの研究でスコアを落とさない方法が分かっています。
それはバカな人間のエピソードを読んだときに「自分とは違う」と意識することです。
そうすることでバカがうつらなくなりスコアは下がりませんでした。
もしあなたがネットの批判を目にしてしまっても、「これを書いた無能な人と自分は違う」と脳に刷り込みましょう。
しつこいようですが自分で意識していなくても視界に入っただけで脳は影響を受けてしまいますから気をつけてください。
報酬が得られるわけでもなければ宣伝になるわけでもないのに批判を書く人の意見に価値はないのです。それどころかマイナスなのです。
ちなみに匿名の意見はさらに価値がないです。匿名のネット弁慶は反論しなさそうな女性ばかり叩くことも分かっていますから救いようのない人たちなのです。
参考文献:
Stavrova O, Ehlebracht D, (2016), Cynical beliefs about human nature and income: Longitudinal and cross-cultural analyses.
Markus Appel. (2011) A Story About a Stupid Person Can Make You Act Stupid (or Smart): Behavioral Assimilation (and Contrast) as Narrative Impact.