ヒーロー(英雄)|ACの種類

ヒーロー(英雄)|ACの種類

機能不全家族の中で期待を一身に背負い輝かしい実績を残すアダルトチルドレンをヒーローと言います。文字通り英雄です。

勉強やスポーツ、仕事において成功することで他のメンバーに希望をもたらしてくれるのです。

表面的には上手く行っているように見えますが大人になっても満たされることなく自分が育ったのと同じ家庭を再構築してしまうことがあります。

アダルトチルドレン(AC)のタイプと役割の一覧

問題が隠されやすい

ヒーローのいる家庭は外の人たちからは「あんなに素晴らしい子が育ったくらいだから上手くいっているのだろう」と思われ問題が隠されてしまいます。

アダルトチルドレンである本人を含め他の誰もが家庭内ことを話しませんから表面的に見える情報でのみ判断されるのです。

自分の育て方が正しいと思っている親

親自身も「自分の育て方が良かったからだ」と本気で思っていることもあります。

そして親戚の集まりなどで「子供は殴って躾けることも大切だ」などと講釈を垂れたりします。

彼らはヒーローである子供が成功するほどにその間違った思考を強くしてしまうのです。

ヒーロー自身も問題に気づかない

さらに危険なことは本人が疑問を持たないこともあるということです。

他の人間よりも良い結果を残すことで「自分には親の教育方法が合っていたのだろう」と思ってしまうことがあるのです。

すると暴力や精神的虐待に対する耐性が出来てしまいます。

こういった家庭は子供がヒーローでいる限りは永遠に変わることはありません。

挫折によって問題児になる

それまで家族の期待を背負ってきたヒーローが問題児になることがあります。

勉強やスポーツの成績向上は一定の時点で限界がやってくるからです。
これは周囲のレベルも上がるので当然のことです。

抑圧したものが爆発するとき

受験や就職で失敗した時にそれまで抑えていたものが爆発します。

ちょうどその頃というのは肉体的に成熟する時期でもあるため力で親をねじ伏せることができるようになります。

その気になれば1人でも生きていけるので暴力で親を黙らせることのできない女性でも反発しやすいのです。

挫折したヒーローは親に対して「お前たちのせいで私の人生はめちゃくちゃになった」と言います。

家庭内の序列が変化する

ヒーローが反発すると家庭内での序列が変化します。

子供の反発に慣れていなかった親はどのように対処して良いか分かりません。

拍子抜けするくらい簡単に親を従わせることが出来たことでヒーロータイプのアダルトチルドレンの反撃はエスカレートします。

やがて毎日遊び歩いたり家に引きこもりながら親を虐待し金銭的援助をさせ続けるのです。

今問題となっている中年以上の引き篭もりの人たちの中には上記の流れを持つアダルトチルドレンが少なくはありません。

成功しても満たされない

ヒーロータイプのアダルトチルドレンは成功しても大人になると物足りなさを感じてしまうことがあります。それが共依存につながることもあります。

成功者が弱いパートナーを求める理由

挫折することなく成長したヒーローは大人になるにつれ期待され賞賛されることへの欲求は強まっていきます。

やがて勉強や仕事のように成功への道筋が見えやすいものでは満足できなくなります。

より困難な課題を求めるのです。それが1人では生きていけないパートナーです。

起業して成功した人や社会的地位の高い職業についている人のパートナーが問題だらけの人ということがあります。

気づかないまま共依存へ

ヒーローが自分の心の歪みに気づかないまま大人になると共依存に陥ります。

パートナーのほうが離れられないように見えますがお互いが離れられないのです。

そしてかつて自分が育ったのと同じような家庭を作ってしまうのです。

日本特有のタイプ

アダルトチルドレンが勉強やスポーツで優秀な成績を残すのはそれによって家族に希望をもたらすためと言われることが多いです。

実際に子供の成功によった家庭の雰囲気を改善することはあります。

父親から虐げられている母親にとっては子供の成功だけが唯一の生きがいになっていることもあります。

「成功しなければ価値がない」という思い込み

しかし全員が最初から家族の希望となるためにヒーローを目指したわけではありません。

最初から親が期待していたせいで無意識に「成功しなければ価値がない」という刷り込みがされてしまうこともあるのです。

その結果として成功し家族の希望となったというパターンが日本では多い気がします。

達成感を得ることが出来ない子供

機能不全家族にあるのは暴力のような分かりやすい問題だけではありません。

過度のプレッシャーや教育に対する誤った認識も問題となります。

子供がどれだけ結果を出しても褒めずに「まだまだ」と言い続けると子供は達成感を覚えることができません。

親が子供に期待することは自然なことですが行き過ぎれば子供の発達に悪影響をもたらすのです。

親の「まだまだ」という声が聞こえ続ける

周囲から見ると明らかに無理をしているのに「努力することは苦ではないので」という人がいます。

このタイプは子供時代に植えつけられた「お前は成功しなければ価値がないのだ」というメッセージが潜在意識に残っているのです。

どれだけ頑張って結果を残しても満足することはできすに無理をし続けるのです。

なぜならどれだけ努力をしても親の「まだまだ」という声が聞こえてくるからです。

ヒーロータイプのアダルトチルドレンの心の中にはいまだに毒親が巣食っているのです。

<ACのタイプ一覧>
・スケープゴート(生け贄)
・プラケーター(慰め役)
・クラウン/ピエロ(道化役)
・ロストワン(失われた子供)
・イネイブラー(世話役)

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