ケンカをした後のセックスに興奮するのはなぜか?

ケンカをした後のセックスに興奮するのはなぜか?

カウンセリングをしていると激しいケンカもよくするけれどセックスもよくするという恋愛依存症者に出会います。

ケンカをした後のセックスに異常に興奮するという人もいます。

この原因として男性ホルモンであるテストステロンが攻撃性と性欲に関連するものだからということが考えられます。

攻撃的な二人は性欲も強い可能性があるということです。「英雄色を好む」という諺もあります。

他の理由としてはケンカによって安定性を破壊することで「次回のセックスが出来ないかもしれない」という危機感につながりマンネリを発生させないということが挙げられます。

報酬は時々もらったほうが興奮する

動物は毎回もらえる報酬よりも時々しかもらえない報酬に興奮するといわれています。

それを示す実験もあります。

レバーを押す度に餌が出てくる装置とレバーを押しても時々しか餌が出ない装置に鳩を入れます。
そしてその環境に慣れさせます。

その後にどちらの装置からも餌が出ないようにします。

このとき毎回エサが出る装置に入れられていたハトは何度かレバーを押してすぐ諦めます。

しかしランダムにエサが出てくる装置の中に入れられていたハトは何度も押し続けました。

時々もらえる報酬の方が快楽をもたらすドーパミンが出やすくなるのです。

このような現象を「間歇強化(かんけつきょうか)」と言います。

これは人間にも当てはまることです。

キャンブルにハマるのもたまにしか当たらないからです。
ウェブサービスもこの間歇強化を利用して依存させようとしているものが非常に多いです。

よくこんな緩い規制で済んでいるなと不思議なくらいです。

ケンカによって「セックスできないかも」という危機感が生じる

パートナーからの愛情を常に受け取りそれが失われるものではないと安心するとその価値は下がっていきます。

同じ「愛してる」の言葉でも付き合い始めと数年後では興奮の度合いは変化しているのです。

お互いに穏やかに過ごしている幸せそうなカップルが意外にもセックスレスだったりします。求めればいつでもセックスできると思うため興奮しなくなるからです。

反対にケンカばかりしているカップルはセックスできなくなる可能性もあると考えるので飽きにくくなります。
実際にどちらかが拒絶することもあるでしょう。
セックスという報酬がときどきしか得られないのです。

間歇強化が起こっているのです。

優しくて穏やかな相手よりも攻撃的な相手とのセックスの方が興奮するのはこのためです。

いつもケンカをしていても「どうせ仲直りしてセックスするんでしょう」という冷めた認識を持ち始めたらセックスレスになるかもしれません。

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