facebookのプロフィール写真を恋人とのツーショットにする人の心理

facebookのプロフィール写真を恋人とのツーショットにする人の心理

ここ数年facebookなどのソーシャルネットワークサービスにおける行動から人の心理を読み解こうとする研究が増えています。

論文のデータベースなどを見てもたくさん見つかります。

オンラインアンケートなどで容易に調査できることも原因でしょうが、人間の内面が出やすい場所なので研究対象にしやすいのだと思います。

自分ではいつも通りの投稿をしているつもりでもそのときの心理が何気ない変化として現れていることもあります。

中でもどんな写真を投稿するかということは調査の対象とされやすい項目です。

facebookのプロフィール写真などは性格特性が現れやすいようです。
そこに恋人とのツーショット写真を載せている人はどんな心理なのでしょうか?

いくつかの研究がこれらの答えを教えてくれています。不安型の愛着とも関係しているようです。

恋人のことを自分の一部と感じている

ピッツバーグ大学の研究者が調べたところによるとパートナーを持つfacebookユーザーのうち約28.5%がツーショット写真をプロフィールに掲載していることが分かりました。

そのうちの70.1%はステータスを「既婚」「交際中」としています。
そして15%が投稿の中で恋人について言及しています。

なぜこのような行動を取るのでしょうか?

関係に満足しているので自然とそのような写真やテキストの投稿が増えるというのは分かりやすい理由だと思います。
特にそういったポジティブな感情を抱く日にこのような投稿が増える可能性が高いです。

他の理由としては恋人との一体化が考えられます。
上手くいっているカップルはお互いのことを自分の一部であるかのように感じています。

そのためツーショット写真を載せることに対して特別な感覚を抱かないのです。
自分の写真を投稿するのと同じ感覚でアップするのです。

こういった写真を載せたり、ステータスを交際中にしておくことによって他の異性が連絡することを躊躇するという研究もあります。

愛着障害とfacebook

facebookに恋人とのツーショット写真を載せるのは上記のような肯定的な理由だけではないようです。

恋人との関係に不安を感じるときにも同様の行動を取るのです。
見捨てられるのではないか?嫌われたのではないか?という心配もツーショット写真の投稿につながります。

アイルランド国立大学ゴールウェイ校の研究者が行った調査でも愛着不安を抱えた人はfacebookの使い方にその兆候が出るということが分かっています。

それによると不安型の愛着を持つ人はfacebook上で偽りの自分を表現したり、過剰にアピールしたりする傾向があります。
また過度に依存してしまい日常生活に支障が出る人もいます。

これらの特徴は回避型の愛着を持つ人には見られませんでした。
ただし私のカウンセリングの経験では回避型の人も特定の誰かにしか分からない微細なサインをSNS上で送ることはよくあります。
例えば元恋人が好きだったものに言及したりなどです。

不安型も回避型も恋人に対するあてつけやアピールのためだけの投稿をする傾向は持っていると思います。
しかしそれらの行動が相手に対して良い印象を与えることはありません。
それらが成功するのは相手も愛着障害を抱えているようなケースのみです。

あなたはどんな理由で恋人との写真をfacebookに投稿しようとしていますか?
不安や嫉妬からそのような行為をしているのであれば止めたほうが良いでしょう。

本当に相手を失ってしまうかもしれません。

参考文献:
Kori L. Krueger, Amanda L. Forest. (2020). Communicating Commitment: A Relationship-Protection Account of Dyadic Displays on Social Media.
Sally Flynn, et al. (2018). An exploration of the link between adult attachment and problematic Facebook use.

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