急に連絡を断つのは「運命」を信じている人だが「運命の人」とは出会えない

急に連絡を断つのは「運命」を信じている人だが「運命の人」とは出会えない

恋人が急に音信不通となって連絡が取れなくなると落ち込むものです。
英語では「ゴーストする」などと表現されます。

せめて別れの理由くらいは言って欲しかったと考えその感情を未練と勘違いすることもあります。

回避依存症の人の場合は急に連絡を断つことは頻繁にありますがそうでない人でもすることがあります。

突然、連絡を断ち切るタイプかどうか事前に見分ける方法があるとしたらそれは「運命を信じるかどうか?」というとかもしれません。

「この人は違う」と思ったらさっさと切る

ダートマス大学のギリ・フリードマン博士たちは500人以上に対し別れの方法として連絡を断ち切るという手段は受け入れられるかというアンケートを行いました。

そこで分かったことは「運命」を信じている人ほどそれを認める可能性が高いということです。

彼らはお互いが運命の人なのかどうか?という基準で関係を継続するかどうかを決定します。
そしてそれに時間を掛けることは少ないようです。

「この人は違う」と思ったらすぐに連絡を断ち切ってしまうのです。

次に行われた実験では対象を友人にまで広げました。

そこでも同様に運命を信じる人は友人に対しても連絡を断つという方法で関係を終了させることが分かりました。

有り無しがハッキリしていて「無し」と思った相手には関係を終わらせる方法に気を使う必要はないと考えているのかもしれません。

どんな人なら連絡を断ち切らないのか?

この調査では付き合っていく中でお互いに成長していくという信念を持っている人は急に連絡を断ち切ることに同意する可能性が低いことも分かっています。
友人関係においても同様のことが言えます。

彼らは一緒に長い時間を過ごすことによってお互いを知り、障害を乗り越えることで絆が深まると考えます。

このような考えを持つ人は最初の段階で何か違うと思ってもそれを克服しようとします。

「ドレイク方程式」というものをご存知でしょうか?
これは交信可能な地球外生命体と遭遇する確率を計算するための式です。

この数式を使ってウォーリック大学のピーター・バッカス氏が1晩のうちに理想の恋人と出会える確率を計算しました。

その結果は0.00034%でした。

条件的な視点で考える理想の相手でさえもこれくらいの低い確率でしか会えないのです。

最初から「運命の人」と思える相手に出会える確率はもっと低いはずです。

そもそも運命の人というのは出会うものではないのです。
児童文学の『星の王子さま』に出てくる薔薇と王子様の関係と同じです。

世話をするから特別な人、運命の人になるのです。

逆説的ではありますが急に連絡を断ち切る人が運命の人であることはないのです。

参考文献:Gili Freedman, et al. (2018). Ghosting and destiny: Implicit theories of relationships predict beliefs about ghosting.

恋愛依存症カテゴリの最新記事