シンデレラコンプレックスとは?あなたの恋愛と婚活の足を引っ張るもの

シンデレラコンプレックスとは?あなたの恋愛と婚活の足を引っ張るもの

シンデレラコンプレックスとはいつか素敵な男性が目の前に現れて自分を幸せにしてくれるという妄想を信じきっている状態のことです。

少女漫画のキャラが言う「いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるわ」を地で行っているのです。

これは潜在的な依存願望や独立することへの恐れに起因することが多く恋愛の足を引っ張ることもあります。

最初は完璧な彼氏と思って付き合っていても些細な欠点が見えただけで急に冷めてしまったり、婚活の場においても全く妥協することが出来ないため先に進めなかったりします。

今度こそはと思っても悪い面が気になり出すとまた同じことを繰り返してしまうのです。

これらは少しでも条件の良い男性と結婚したいという玉の輿願望とは異なるものです。
理性で冷静に考えるというよりは内面から自然と沸きあがってくるものなのです。

シンデレラコンプレックスは独身女性だけでなく既婚女性や離婚した女性にも存在します。

シンデレラコンプレックスの特徴

シンデレラコンプレックスは以下の要因が複合しています。

自信がない

男性の年収やルックスにこだわる女性の場合、自分のスペックに対してもそれなりの自信を持っていることが多いです。
このレベルの私に釣り合う相手でなければダメと考えているのです。
シンデレラコンプレックスの場合も理想が高いことはありますが自信は持っていません。
「何も出来ない私だからこそ完璧な人でないと幸せにしてくれない」と思っているから理想が高くなるのです。

責任の範囲の限定

能力が高いのに職場での昇進を遠慮したり大きな仕事を任されることを避けようする女性がいます。
この理由は周囲からの嫉妬を避ける等いろいろありますがシンデレラコンプレックスもその一つです。
家事や子育てに関しては責任を持つものと考えていますがそれ以外のことに関しては範囲外と捉えているのです。
これは無責任とは異なります。男性の領域に踏み込んでまで責任を負うことの意味を見出していないのです。

また成功する度に女性らしさを証明するための過剰な補償をする必要も増えると無意識に考えていることもあります。
成功によって生み出された男性っぽさを薄めたいという無意識の欲求が生じるからです。

依存心が強く独立できない

シンデレラコンプレックスを持つ女性は素敵な男性との結婚こそが幸せになれる方法と思い込んでいることが多いです。
理想の男性との出会いこそが自分の人生を変えてくれるものと思っています。
そのため自分から動いて幸せを掴み取ろうというモチベーションは起こりにくいです。
男性が自分の手を取って連れ出してくれなければならないのです。
これは依存性と女性らしさを同等のものであると勘違いをしているともいえます。
この依存心は1人でいるときよりも恋人といるときのほうが強くなります。
自分で出来ることまで相手にやってもらいたいという願望が強くなるのです。

シンデレラコンプレックスの原因

シンデレラコンプレックスの原因は親の育て方や社会からの圧力にあるとされています。
「男の子らしさ」「女の子らしさ」といった価値観で考えると分かりやすいかもしれません。

男女平等が叫ばれてはいますが親や社会は性別ごとの役割を求めます。

男の子が外で泥だらけになって激しく遊んでも元気があって良いとなりますが女の子ではそうはなりません。

女の子が冒険に出ようとすると親は心配をします。
それを敏感に察知するとどのように行動すべきかという期待に適応していきます。

フランス国立科学研究センターのラワン・キャラフェディン博士らの研究では未就学児でさえ性別不明のキャラが2人描かれた絵を見たとき偉そうな態度のほうを男性と判断する傾向があることが分かっています。

小さなうちから女の子は前に出過ぎてはいけないという価値観が刷り込まれているのです。

母親もシンデレラコンプレックスの傾向を持っていたということも考えられます。
そして父親が母親を保護する姿を見ることで「女性は男性に依存する必要がある」という古い価値観を無意識に身につけるのです。

弱い自分でいたほうが助けてもらえる可能性が高まるのだと信じ込みます。

こうなると自立への動機はなくなり、自尊心を築くための材料をますます他人に頼るようになります。

また機能不全家族で育った場合には「いつか王子様が現れてこの辛い環境から連れ出してくれる」という妄想をすることで自分を守ることがあります。
常にそのような妄想を繰り返すことでやがてそれが本当に実現するものと思い込むようになります。

しかし現実には100%理想通りの人など存在しませんから複数の恋人の間を彷徨い続けることになるのです。

出典:シンデレラコンプレックスはアメリカの作家コレット・ダウリングがその著書『The Cinderella Complex: Women’s Hidden Fear of Independence』の中で提唱したものです。
言葉自体は1955年にアガサ・クリスティが『ヒッコリー・ロードの殺人』の中で既に使用していました。「シンデレラ症候群」と呼ばれることもあります。

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