ダメ男にハマる女性の特徴として相手との間に過剰な一体感を覚えているということが挙げられます。
一心同体のように感じていると相手の欠点が見えたときにも評価を下げることができません。
それどころか擁護しなければという心理が生まれます。
このような現象はダメ男と別れることが出来ない要因の1つといえます。
「別れたほうが良いと思っているけれど勇気が持てません」という女性は境界を意識してください。
ダメ男にハマる女性の特徴
他者との比較により彼氏の悪い部分が見えたときに評価を下げる人と擁護する人がいます。
分かりやすい例えとして年収があります。
友達の彼氏の年収は高いのに自分の彼氏の年収が平均をよりも低い場合にどのような心理になるでしょう?
「彼氏って仕事できないんだ…頼りないな」と思いますか?それとも「私は仕事が好きだから自分が稼げば良いや」と思いますか?
ダメ男にハマってしまう女性はたいてい後者です。
この思考がダメ男と別れられずに不健全な関係に留まろうとする圧力につながります。
関係性が評価に影響を与える
なぜ評価を下げないのかというと冒頭でも説明した通り一体化しているからです。
トロント大学のサブリナ・タイ博士の調査によると自分とパートナーを一心同体のように感じている人ほど他の異性との比較で欠点が見えたときでも評価を下げないことが分かっています。
反対に一体感を覚えていない人は欠点が際立ったときに悪い評価を下す傾向があります。
二人の関係性が相手を擁護するかどうかに影響するということです。
過剰な擁護は相補性とは言わない
健全な一体感を持つカップルがお互いの欠点を擁護するのは良いことです。
「相手の出来ないことは自分がカバーすれば良い、相手も自分の苦手なことをやってくれている」という気持ちは大切です。
心理学でも相補性は結婚生活を長く続ける上での大切な要素の1つと言われています。
しかしダメ男にハマってしまう女性は注意しなければなりません。
気づかないうちにほぼ全ての欠点に対して「擁護しなければ」という心理が働いているのです。
ダメな相手の代わりに言い訳をしてあげているともいえます。
過剰な一体感によってそれが誰の欠点なのか分からなくなっているのです。
頭では分かっていても無意識では曖昧になっています。
こういった混乱から抜け出しきちんと別れるためには境界を意識することです。
ダメ男の欠点はあなたのものではないのです。
参考文献:Sabrina Thai, Penelope Lockwood. (2015). Comparing You = Comparing Me: Social Comparisons of the Expanded Self.