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「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えないのは恥の処理能力が未発達だから

「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えないのは恥の処理能力が未発達だから

回避依存症の人の中には「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えない人が多いです。

これは子供時代に恥を処理する能力を身につけないまま大人になってしまったことが原因かもしれません。

普通の人とは恥の感覚が異なる

自分が明らかに間違ったことをして誰かに指摘されたときに素直に謝るのと逆上するのではどちらが恥ずかしい行為でしょうか?

一般的な感覚では逆上するほうが恥ずかしいでしょう。しかし回避依存症者の場合はこの感覚がズレていることがあります。

彼らは恥をかくことを極端に嫌う人が多いです。それは単なる恥ずかしがり屋というレベルではなく恐怖を抱いているといっても良いレベルです。

自分が恥をかくことを回避するためであれば平気で人を傷つけ突飛な行動に出ることもあります。

何を恥と思うかは人によって違います。悪いことをして「ごめんなさい」と謝ることの場合もあれば、自分よりもスペックの高い相手と対峙しただけで恥を覚えることもあります。

何かをしてもらったときに「ありがとう」とお礼を言うことを恥と考える人もいます。

自分が恥と考える環境や状況を避け逃げ続ける姿が恥知らずで不躾な人間に映ることもあります。

回避依存症者の周囲にいる人間は「恥ずかしいなどという感覚を持っていないからあんな態度を取れるのでは?」と不思議に思うこともありますが、実際には逆なのです。

何かをしてもらったら「ありがとう」、悪いことをしてしまったら「ごめんなさい」でしょ?という一般的な感覚は通用しないと思ったほうが良いでしょう。

養育者の態度によって恥と恐怖が結びつく

人間は誰でも恥をかきたくはないと思っています。しかしときには失敗したり人から間違いを指摘されることもあります。

多くの人はそんなときでもちょっと決まりの悪そうな顔をしたりはするものの上手に感情を処理することが出来ます。

しかし回避依存症の人の中には恥を極度に恐れ、恥をかかされると怒りを覚えその感情を自分で処理しきれないことがあります。

これは生後の間もない頃の親の対応の不味さに原因があります。

小さな子供は色々なことに手を出します。近くにあるものを握ってみたり口に入れてみたり時には何かを破壊したりします。

子供としてはそれは悪い行為だとは思っていません。しかし最も近くにいる養育者(たいていは母親)がそれを激しく叱責すると子供は強い衝撃を受けます。

このときに恥というものを覚えるのですが養育者がそのとき上手にフォローをしないと、恥の感情を上手く処理するという機能が未発達のまま大人になってしまうのです。

それだけではなく恥をかくことは自分の中に悪い感情を生み出す恐ろしいこととインプットされたままになってしまうのです。

自分は特別な人間だと思い込もうとする

恥の感情を上手に処理できないまま大人になると自分は特別な存在なんだという幻想に執着するようになり、やがて本当にそう思い込みます。

恥の感情を処理する機能が未発達のまま大人になってしまうと恥をかきそうなシチュエーションを常に避けようとします。

なので人間関係も上手く築けませんし、仕事に支障を来すこともあります。

「恥をかきたくない」と考えることすら彼らにとっては苦痛です。自分の未熟さを認めることに繋がってしまうからです。

なので本人の中でも思考が歪むことがあります。恥ずかしいから避けているのではなくて自分は特別な人間だからそんなことはしなくても良いのだという思考に変化させるのです。

「自分は特別な人間なので謝罪はしないし他人の意見を受け入れない」という思考になるのです。

本人は自分の思考が歪んだということには気が付きません。本当にそう思っているのです。(心のどこかでは自分の未熟さを認めることを恐れてはいますが)

こういった歪んだ思考が進むことによって自分は特別な人間なのだから周囲の人間は自分のために何かをするのは当然と思い込むようになります。

そして「ありがとう」や「ごめんなさい」を言わなくなるのです。

これは放置してきた親の元でも過保護の親の元でも起こり得ることです。恥を覚える行動をしたときにどう対応したかの問題が大きいからです。

強引に謝罪をさせようとしてもダメですし、可愛がりすぎて謝罪することを覚えさせないのもダメなのです。

回避依存症者が自分は特別な存在だと思い込むことで「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えない原因はいくつも考えられますが、恥の処理機能が未発達であるというケースはかなりあると言えます。

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