元々他人に感謝できないという人がいます。
これは生まれ持った性格や親の育て方の問題です。
しかし彼氏や夫といった特定の人にだけ感謝きないという人もいます。
AC(アダルトチルドレン)には意外と多いのですが指摘されるまで気づきません。
これには父親との関係が影響しています。
父親が恋愛に与える影響
女性は少なからずパートナー選びに父親の影響を受けているものです。
とくに機能不全家族で過ごしたAC(アダルトチルドレン)はその傾向が強くなります。
無意識に父親と同じようなタイプに惹かれるか意識して全く違うタイプを選ぶのです。
特に前者の場合に同じタイプからの愛情を得ることで子供時代にやり直しをしようとします。
ACの女性が恋人に要求すること
ACの女性は彼氏や夫に対して看病してほしい、甘えさせて欲しいと強く思うことがあります。
また恋人や夫がいると何も出来なくなる人がいます。
電化製品の設定やちょっと重たいものを移動するだけでもパートナーにやってもらいたいと思うのです。
なんでもない日に駅まで迎えに来てもらいたいと思ったりします。
これらの要求の共通点は父親が子供にしてあげることが多い世話ということです。
パートナーを父親代わりにしているのです。
パートナーの前で小さな子供になっている
恋人や夫婦の関係をうまくいかすためにはお互いに感謝の気持ちを持つことが大切です。
しかしアダルトチルドレンにはそのことが理解できないことがあります。
「彼氏(夫)なんだからしてくれるのは当然」と思うのです。
そういう彼女たちが決して礼儀知らずなわけではありません。
むしろ謙虚であったりします。
ではなぜパートナーにだけ感謝しないのでしょうか?
それは小さな子供が親に世話されても感謝しないのと同じです。
パートナーに親代わりを求めるACはその時だけ小さな子供になっているのです。
しかし一時的に親代わりを求めて甘えるのは悪いことではありません。
甘え直しによってACが克服につながることもあります。
ただしそのことを自分で意識していないと永遠に甘え続けることになってしまうのです。