
人間は悪口に敏感です。相手にそのつもりがなかったとしても些細な言動から悪意を感じ取ることもあります。
恋愛相談では「無意識にした言動で相手に嫌われることもあるので気をつけましょう」というアドバイスをすることもあります。
人間は相手から否定されると嫌な感情が芽生えるものです。
しかし恋愛依存症の人の場合、悪口を言われると安心するという人が決して少なくありません。
人間は悪い内容でも自分の考えが肯定されると安心するものです。
自分のことをダメな人間と思い込んでしまっている人は悪口を言われることで自分の考えが正しいという認識を強くします。
そして褒められると居心地の悪さを感じます。
誰かから「調子に乗るな!」と怒られるのではないかという不安が生じることもあります。
子供時代に親から「お前はダメな子と言われ続けた」影響かもしれません。
自己肯定感の低い恋愛依存症の人は自分はダメな子と認めることが唯一の受け入れてもらう方法だと勘違いしています。
悪口を否定しないことが正しい行いだと思っているのです。
「どんな感情を持つか」も重要ですが「どれだけ感情が動くか」も重要です。
自分に対する評価が底のときに上まで持っていくのはキツいのです。底にいた方が楽なのです。
そして自分を褒める人は間違ったことを言い感情を疲弊させる人として遠ざけます。
自分に悪口を言う人は正しいことを言う人として近づけるのです。
だから支配的な男性に引っ掛かってしまい抜け出せなくなってしまうのです。
悪口を言われると安心するという人は間違ったループに陥っています。自分に対する認識を再構築しなければなりません。